エシカルブランド『スークレルターカ〈SuQ lel TaQa〉』のはじまり
エンバイオ・グループでは、中東の仲間と、中東の環境問題(水不足や農作物の低自給率)を解決するための取り組みを行っています。
中東文化に触れた時の心が穏やかになる気持ちを、食文化を通して多くの方と共有できたらと考えたのが、『スークレルターカ』としてエシカル商品販売を始めたきっかけです。
スーク(SuQ=souk)は市場、
レルターカ(lel TaQa)はエネルギーを意味します。
1人1人が持つエネルギーも、グループが手掛けるエネルギー・水資源事業も、全てが未来を創る力です。 活気のある市場のように、多様な人々や色々なエネルギーが集まって発展していけることを願い、この名前をつけました。
中東の食の中でも、ナツメヤシの実であるデーツに注目しました。1粒の中に大きなエネルギーが秘められていて、栄養価が高いスーパーフードと言われています。
おいしいものは長い時を経ても変わりません。それは国境を越えて、私たちを幸せにしてくれます。
おいしいからいつも食べたい、という日常の当たり前の気持ちの中に「ムリせずエシカル」があります。
エンバイオ・グループのエシカル4
- “ふと”地球を思いやり、それが生態系にとって心地よい環境になったらいいなと考える
- “時に”ゴミを出さない工夫をし、リサイクルで作られたものを使ったりもする
- 異文化の食材を食べたときに、“ふと”宗教や思想の多様性に想いを馳せる
- “やんわり”罪悪感だけ遠ざける工夫をする
毎日何を選ぶか、何を食べるかで、人の体は変化します。環境課題もきっと同じで、何かを買う時に、未来を想像して、少しだけ立ち止まってみること、それが未来を変えていくはずです。小さな積み重ねが大きなエネルギーになります。環境・人・カラダにやさしい商品を通して、エシカル消費のお手伝いになれたらと思っています。ぜひ異文化の香りも感じてください。
スペインの仲間と脱炭素に取り組む中で出会った、バイオダイナミック農法で育てたオリーブから生産されたオリーブオイルも紹介しています。土壌汚染対策からスタートした当社はこの農法に共感しました。
この農法は循環型有機農法の一種で、化学肥料や化学薬品等を禁止した自然のリズムに則った栽培方式です。本来の生命力を持った植物が育ち、健康的な大地が保たれ、土壌の環境保全に繋がります。
エシカル消費とは?
エシカル(Ethical)とは「倫理的な」という意味を持つ言葉で、「人や社会、環境に配慮した消費行動」です。
なぜ昨今倫理的な消費が求められているかというと、持続可能性のある未来を作っていくためには、消費者一人一人の行動が不可欠かつ有効だからです。毎日の小さな消費も積み重なれば大きな力になり、世界の課題解決に繋がっていきます。
エシカル消費は難しいことではなく、環境や社会課題に配慮されたものを選んで消費することですので、普段ほんの少し意識するだけで日常に取り入れることができます。エンバイオ・グループでも、「身の回りに溢れる「安さ」や「便利さ」にはどんな課題が隠れているのか」、「今選んだものがどんな未来に繋がっていくのか」、まずは立ち止まって想いを馳せてみることが大切だと考えています。
未来へ繋げるエシカル消費推進事業
エシカル消費推進事業によって生まれた売上金の一部は、エンバイオ・グループが世界で展開している事業に投資されます。エネルギー事業のひとつである太陽光での発電が地下水のくみ上げにつながって、水不足に悩む地域に水をもたらし、現地の農業を活性化させ、新たな雇用も生まれています。またバイオダイナミック農法によるオリーブオイル栽培にも投資され、持続可能な土地活用を推進します。
【動画レポート】
ヨルダンでは国民ひとり当たりの年間水資源は129m3と極めて少なく(※ 世界平均:約8,000m3、日本:約3,400m3)、また当社が支援する地区には世界最大のシリア難民キャンプ(通称:ザータリ難民キャンプ)があり、水資源の開発と公平な利用が重要課題のひとつとなっています。
エンバイオ・グループは太陽光発電所の電力で水資源を確保し、ザータリ難民キャンプを含む地元地域へ供給しています。本事業を通じて水資源の開発と公平な利用に貢献いたします。
※ 参考情報:国土交通省サイトより
https://www.mlit.go.jp/tochimizushigen/mizsei/hakusyo/H24/2-1.pdf
自然エネルギー発電による水不足解消
商品の購入により、その消費の一部が現地の太陽光発電所建設に充てられます。太陽光発電された電力によって地下水をくみ上げ、現地の水の供給に繋げ、水不足解消を後押ししています。
会社にいながら「おふぃすえしかる」
エンバイオ・グループのオフィスでは、社員が中東文化に触れたり現地の味を体感すると同時に、その売り上げの一部が水資源開発プロジェクトの資金へ充てられる「おふぃすえしかる」をスタートさせました。会社にいながら「ムリせずエシカル」を実践しています。